aouze base

燕市初のクラフトビール「ツバメビール」はどこで飲める?醸造所を取材しました
2023年10月07日

燕市初となるクラフトビール醸造所が、アオウゼベースの一角にあるのをご存知ですか?新潟県内でも注目が高まりつつあるこの「AOUZE Brewing tsubame beer(アオウゼブルーイングツバメビール)」。

今回は代表の前部屋公彦さんに、ツバメビールの特徴や今後の展開、今はどこで飲むことができるのか、などをお聞きしました!

   

Q1.そもそも燕市でビール造りをすることになった経緯は?

   

A1.もともと僕は大阪で開発の仕事をしていたのですが、その時の上司が転職で新潟に行くことになり、一緒にどうかと誘われたのが新潟に来たきっかけです。その後もエンジニアとして働きながらマネジメントもするようになる中で、徐々に自分で事業をしてみたいと思うようになりました。

   
そこでやりたいことは何だろうと考えた時に、ビールが好きだからビール造りをしてみたいと思ったんです。そこから色々な醸造所に学ばせてほしいという話をして、OKしてくれたのが島根県の「石見麦酒」さんでした。研修も受け入れてくれて免許を取るサポートもしてくれて。そこが事業のスタートですね。

   
その後色々なご縁がつながって農協の跡地で活用方法を探していた今のアオウゼベースを紹介され、ここに醸造所を作ることになりました。実はシェアオフィスよりも先に醸造所ができたんですよ。

   

Q2.ツバメビールの製法や味の特徴は?

   

A2. ツバメビールは一般的なタンク醸造ではなく「石見式」と言われている、寸胴鍋で仕込んでチェストフリーザーで発酵させる方法で製造しています。原材料には粟生津産の米を使っていますが、これはただビールの魅力を高めるためだけではないんです。

   
醸造所がある土地の農産物を使って農業に貢献し、ビールを提供するサービスで地域活性につなげたり麦芽を使った肥料を作って農業に還元したり、クラフトビールを中心に循環を作りたいという。みんなと一緒にやっていきたいという思いがありました。

   

醸造所内の様子。チェストフリーザーでビールの発酵が進んでいる

1本目をセゾンにしたのは、色々なビールの中でも特徴を出しやすいと思ったからです。一般的にはIPAから出すことが多いかもしれませんが、ビールが苦手でも飲みやすくて、誰にでも美味しいと思ってもらえるものから出したくて。

   
石見麦酒の方と相談しながらレシピを決めて、ドライホップという製法で香りが立つように仕上げています。
IPAとヴァイツェンも準備中なので、楽しみにしていてください。

   

Q3.ツバメビールはどこで買える?飲める?

   

A3.今(2023年10月6日時点)は、燕市内の酒屋「タカバタケチャヤ」さんと「原信燕店」さん、それからここアオウゼベースで瓶ビールを購入できます。また生ビールは「ネクストジェネレーションタウン」内に共同出店している「窯焼きピザCaldo」と、さまざまなイベントで提供しています。

   

アオウゼベースのイベント始め、さまざまな場所で生ビールも提供中

   
新潟県内だけでなく、東京都内のイベントからも声をかけていただけることが増えているので色々な場所でお会いできると思います。
今後はさらに多くの酒屋さんや飲食店で取り扱ってもらえるようになりますし、燕市の道の駅でも購入できるように調整中です!

   

※アオウゼベースでの購入については、事前にAOUZE Brewing tsubame beerのInstagramから予約いただくことをおすすめします。ほか、生ビールが飲めるイベントの予定などはアオウゼベースのInstagramでも随時お知らせしているので是非チェックしてみてください。